アラサー女子が胆石で腹腔鏡手術を受けた話

油物を食べた後の胃の痛みは実は胆石発作の痛みかもしれません。数年気づかずに貯めておいた胆石を胆嚢切除で摘出した話を忘れないうちにレポートします。

この記事は以下の人におすすめ↓

  • 胆石があるけど手術が怖くて痛みに耐えている人
  • これから腹腔鏡手術を受けるから、何でもいいからレポを読みたい人
  • 焼肉を食べた後に胃の辺りが痛くなる人(私と同じ症状です)

腹腔鏡手術で胆嚢切除をした話

目次

胆石の発見

私が胆石を発見したのは2年前の会社の腹部エコーでした。胆石充満、胆嚢壁の肥厚と診断されて精密検査の案内まで来ていましたが妊娠中のため2次検診はなし。産婦人科の検診の時に相談しましたが、産後しか対応出来ないと言われそのままにしていました。(上記の診断で即手術を進められる重大度だったのはしりませんでした。)

産後双子の子育てが忙しく、検診で引っかかってるけどまあ様子見くらいだろうと後回しにしていましたが、復職後にまた健康診断を受ける機会があり、そこで引っかかると面倒だと思い近くでそこそこ有名な胃腸器内科を受診することにしました。そこで2年前のエコー写真を見せた所、検査するまでもなく「手術をおすすめします。」と軽く言われてしまいました。

『えっ検査しないの???』と思いますが、胆石は消えることがない、胆嚢壁が厚くなっているから度々炎症を起こしている証拠、2年経っているからさらに悪く・・・だそうです。

問診で胃の痛みを聞かれましたが、過去に焼肉をたくさん食べて夜中お腹が痛くなって夜間救急に行ったことがある(その時の診断は便秘で下剤を処方)、生理の度に胃が痛くなる等でしたが典型的な胆石発作の症状らしいです。自分では『胃のあたりの痛みなので胃が弱いのだろう、油物が苦手だから取りあえず焼肉は控えるか?まあ痛み止めで何とかなるかな。』くらいに考えていましたが胆嚢が悲鳴を上げていたようです。

先生に急に手術宣告をされ、泣きそうになりながらも手術で胃の痛みがなくなり好きなものが食べれるようになるならと手術前診断を受けるのを承諾しました。

手術前診断は何やるの?

手術前診断の項目は血液検査、レントゲンなどよく手術前に行われる検査に加えてエコー、胃カメラ、造影剤CTをしました。胃カメラは率直な感想ですが手術より辛かったです。鎮静剤を使えると書いてあったんですが、看護師さんが意外と大丈夫だから1回目は鎮静剤なしの方がいいよ!!と言われたのを信じてしまいました。

胃カメラの感覚は嘔吐が連続でくる感じです。先生とのタイミングが合わなかっただけかもしれませんが、管を差し込まれてえずいて息する間もなくまた差し込まれてえずく。えずくの辛いし息できないしでパニックでした。そして喋れないのでストップも言えない。次は絶対鎮静剤を使います。

腹部エコーは出産前に良くやったお腹すりすりされるだけで特に感想もなく、造影剤CTも造影剤点滴時に副作用が色々あるらしいので慎重に点滴されましたが全く副作用がなく機械に入って写真撮られて終わりでした。これらを手術の2週間前くらいに行いました。

手術の流れ、全身麻酔の体験

手術前日は夜まで普通にご飯を食べることができ、夕方下剤を飲みました。下痢の対処もなかなかキツかったです。迷走神経反射か、1回目の排便時は冷や汗が出て大変でした。その後は複数回お腹ゴロゴロでトイレに行きましたが、手術に備えて寝たいのに朝方まで腹痛に悩まされました。

手術時硬膜外麻酔を背中に挿します。双子出産の時に色々あり2回経験したことがありますが、これは苦手です。背中にまず麻酔の注射を2回ほど打ちます。麻酔の前の麻酔も中々痛い・・・その次に太い針でカテーテルを刺していきます。背中に管が入っていく感覚があるし、痛みが走ったらすぐ教えてねとか言われるからまじで怖いです。ちなみに3回ともスムーズに入り痛みはありませんでした。

そしていよいよ全身麻酔です。点滴で全身麻酔が体に入るのですが、喉の辺りが熱くなりこれが全身麻酔か!!と感じているうちにスッと意識がなくなり次に気が付いた時は手術の処理は終わり全身麻酔でいれている喉の管も取れていました。全身麻酔が取れる瞬間が一番しんどいよって言った口コミは一部の人だけのようです。

腹腔鏡手術の術後当日の痛み

術後はICUで1日過ごしました。ここは術後の人を中心に危な目な人を看護師さんが手厚く見る部屋のようです。酸素マスクを付けられ、息苦しく尿管が入っているので痛みのような尿意のような絶妙な違和感で1日過ごします。全身麻酔後の症状は吐き気とお腹のヒリヒリするような痛みでした。全身麻酔後吐いたり水を誤嚥すると肺炎になるという知識はあったため、内心吐かないかヒヤヒヤしていました。

看護師さんの見回りで吐き気を伝えると、痛み止めと吐き気止めの入った点滴をすぐに用意してくれました。点滴の効果で吐き気もなくなり、痛みも横になっていれば我慢できる程度。スマホ触れるくらいの元気はあるものの、基本的には具合悪くうとうと眠りながら過ごしました。午前中の手術だったため、午後の時間が長くてとても辛かったです。夜は睡眠剤を点滴に入れてもらいスッキリと寝ることができました。

術後翌日から

翌日には早速歩く練習をします。点滴と背中の硬膜外麻酔から薬が入るので、常に麻酔が効いている状態です。お腹がやはりヒリヒリ痛みましたが痛み止めをしていたので我慢すれば我慢できるし、冷や汗や唸るような痛さはなかったので、痛みは軽めでした。双子出産時に帝王切開を経験したことがありましたが、その時は点滴のみの痛み止めだけで、ここまで色々な麻酔は使われていなかったのでやはり産後とは勝手が違いますね。

痛み止めいつでも使ってねと言われますが、点滴は時間が決まっているため一段と痛くなった時、硬膜外麻酔は魚の醤油刺しのようなポンプで適宜使えるので、トイレ前に歩くの辛そうだなって時に使うようにしていました。看護師さんに聞かないと点滴ができるタイミングは教えてもらえないので、ご飯前、寝る時間に合わせて痛み止めの点滴をするなど調節すると快適に過ごすことができます。

手術が火曜日、退院が日曜でしたが術後4日の土曜には背中の麻酔の管も外れロキソニンでの痛み止めだけに変わりました。土曜日もロキソニンがなければ歩く時に痛いなと感じていたので、手術の痛みは中々消えないようです。日曜には薬を飲まなくても過ごせる程度に回復しました。

術後の過ごし方、仕事復帰

日曜に退院して、月曜に在宅での仕事を入れてしまっていました。今となっては後悔でしかないのですが、術後はパソコンの前にずっと座っているのすら辛かったです。メールチェックと簡単な事務作業をしていたら具合が悪くなったため横になりながら仕事をしていました。翌日も在宅での仕事でしたが、この日からは普通に仕事が出来るようになり、水曜からは会社に出勤をして事務作業をすることが出来ました。

術後すぐの仕事復帰は本当にお勧めしないので、術後2日出来たら3日休むのが良さそうです。

術後診断

手術後1ヶ月で術後の検診に行きました。この時は問診と、摘出した胆嚢の病理検査の結果を聞きました。実は取り出した時にめちゃくちゃ炎症していたらしく、癌が隠れているかもしれないからじっくり調べるねと先生に言われていたのでビビっていました。最悪癌告知や再手術があるかもと言われていましたが、悪いものは何も見つからず無事完治と言うことになりました。

胆嚢を切除した口コミを見ていると良くあるのが、油物を食べると下痢するようになり全く食べれないと言う声でした。ただ私は当てはまらないらしく、術後すぐ普通の排便になり1ヶ月はお腹に優しそうな食事を心がけていましたが、術後2ヶ月の今では立川マシマシを食べても焼肉を食べても普通に過ごせています。

まとめ

胆石切除を受ける前にどんな手術なんだろうと検索した時に、同世代のクチコミがほぼ無くて参考にならなくて不便に感じたため、今回の話を残す事にしました。感想としては胃カメラと下剤が一番辛く、後は痛み止めでどうにかなったでした。これから胆嚢切除する人に役に立つレポートになったかどうかは分かりませんが、麻酔や痛み止めは本当にすごいので安心して受けてみてください。術後は胃の痛みを恐ることなく好きなものを食べて本当に快適な生活を送れています。以上が私の初めての腹腔鏡手術の感想でした。

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この記事を書いた人

会社勤めの双子ママ。子供達が小学生になるまでに会社員を卒業できるように色々と挑戦しています。双子育児歴2年、日本株取引も2年、簡単なポイ活にも挑戦しているので、資産運用やお得情報、副業について初心者でも出来ることをそのまま伝えるブログにします。

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